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コンビニやスーパーのレジ前の不健康食品にご注意!? イギリス・研究

スーパーやコンビニのレジには、最後の留め! と言わんばかりに、お買い得商品が並んでいますよね。
入り口も然り!
たいてい、お菓子やインスタント食品が多く、買いやすいリーズナブルなものが多いですね。
販売店や、加工食品メーカーにとっては、売上向上となりますが、この戦略を撤去するだけで、肥満人口が減るかもしれません!?
イギリスの最新研究報告の詳細を見てみましょう。

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お菓子などの不健康食品はレジ前から撤去すべき?

イギリスのサウサンプトン大学などの共同研究報告によると、スーパーやコンビニなどのレジ前から、お菓子などの不健康食品を取り除き、代わりに、野菜や果物を置くと、生活者の健康度が上がる可能性が高い! という事実がわかってきました。

イギリスの大手スーパーで調査を開始!

今回の研究では、イギリスのスーパー大手≪Iceland Foods Ltd≫と提携し、イギリスの一部の店舗で、入り口やレジ前の商品を入れ替えてもらいました。
そして、調査期間中の常連客の購入履歴と、食事パターンも分析されました。

入口近くに野菜や果物を!

研究グループは、レジの近くと通路の隅(目立つ場所)に、非食品アイテムとミネラルウォーターを、野菜や果物は、入り口に置いてもらいました。
また、冷凍野菜や果物は、通路に冷凍コーナーを設置して並べてもらいました。
こうして、商品の売り場を変えるだけで、お菓子などの不健康食品の売り上げが落ち、果物と野菜の売り上げが増加したそうです!
家庭の野菜や果物の購入、個人の食事の質にも、有益な効果が見られたようです。

店舗の配置戦略で顧客の健康がサポートできる?

以前から、スーパーなどの配置戦略で、不健康な食品の購入率を減らせるのではないか? と模索されていました。
今回の研究では、その戦略が功を奏でることを実証!
不健康な食品の露出を減らすため、店舗全体のレイアウト変更が、店舗の売り上げと、ポイントカードを持つ常連客の購入パターンを変更できることがわかりました。
また、常連客の家庭での食事に及ぼす影響まで、測定することに成功しました!

店舗単位で野菜や果物の売り上げが1万個も増加!

前述の戦略で、1店舗平均で、野菜や果物の売り上げが、1万個も増加したとのこと!
そして、菓子の売り上げは、1店舗平均で1500個減を達成しつつあるようです。

イギリス政府の戦略にも貢献!

イギリス政府は、国民の肥満人口を減らすため、小売店で、菓子類を目立つ場所に陳連するのを禁止するよう、呼びかけていました。
今回の研究は、政府の呼びかけに貢献できる結果となった、と研究者たちは述べています。

食品メーカーにとっては打撃だが、国民の健康度はUP!

今はまだ、一部の店舗でのテスト期間中でしたが、今後、政府にも認められると、スーパーでの配置戦略が、各地で実施されそうですね。
そうすると、お菓子やインスタント食品の製造メーカーは打撃を受けるかもしれません。
今後は、スーパーの入り口付近には、農産物を陳列することが、政府から要求されていくでしょう。
すると、農産物の売り上げが向上し、国民の野菜や果物の摂取量が増え、肥満人口も減り、国民全体の健康度も上がっていくでしょう。
※参考:『プロス医学』

さいごに

日本のスーパーは、入り口に野菜や果物が並んでいることが多いですね。
しかし、レジ付近には、買いやすくて安価なお菓子類が並んでいます。
コンビニは、住宅街の店舗では、入り口付近に野菜が並んでいますが、都心だと、野菜や果物を置いていない店舗もありますね。
日本も、諸外国の例を見て、数年後にマネをして実施する傾向があるので、期待したいですね。
今回の研究報告は、店舗での食品の配置についてがメインとなっていました。
ですが、菓子類を控え、野菜や果物の摂取を増やすことで、健康度が上がる! という事実が、立証された研究結果でもありましたね。