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コロナ禍で人々の野菜摂取量が激減!? シンガポール・研究

コロナ禍で、世界中の国々で、ロックダウンになりましたね。
そのため、人々は、不健康な食習慣に陥り、ロックダウンが解除されても、それが続いているようです。
ロックダウン中、食料品の注文は、オンライン通販やデリバリーが主流となりました。
それらの便利なシステムが、人々を不健康にしたのでしょうか?
シンガポールの最新研究の詳細を見てみましょう。

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オンラインでの食品注文が、人々を不健康に?

シンガポール大学の研究によると、ロックダウン中の人々の食生活は、オンラインでの食品注文が主流となりました。
研究では、オンライン注文やデリバリーの詳細が、分析されました。

ロックダウン中の食生活で、生活習慣が急増?

これまでの他国の研究でも、コロナ禍のロックダウン中に、国民の食生活が不健康になりがちである、という報告が多数上がっていました。
コロナによるパンデミックの影響で、ロックダウン中に形成された不健康な食行動は、生活習慣病につながる、様々な病気へつながりました。

・冠動脈性心疾患
・慢性疾患
・アルツハイマー

などが急増しているようです。
これらは、望ましくない長期的な健康への影響をもたらす可能性があるそうです。

シンガポールのロックダウン中の人々の食生活は?

そこで、研究班は、シンガポールを拠点とする、オンラインでの食料品注文、およびデリバリーアプリの注文データを活用して、ロックダウン中の食習慣との関連を調査しました。
対象人数は11,000人以上で、対象期間は2020年の旧正月からの310日間としました。
それらのデータを、前年の2019年度の同期間と比較しました。

ロックダウン中の人々は野菜の摂取量が激減!?

調査の結果、ロックダウン中は、野菜や野菜料理の注文が15%減少し、焼き物/揚げ物は11%増、飲料4%増、ということでした。
この傾向は、ロックダウンの解除後も続きました。
大きな変化点としては、ロックダウンに先立って、外出禁止令が出され、封鎖が発表された61日目から70日目であったそうです。
この期間に、野菜・野菜料理の注文は、21%も激減し、この傾向は、研究期間中、ずっと持続していたのです。

ロックダウン解除後も不健康な食生活が続く

その後の調査でも、コロナによるロックダウン中の食生活は、解除後も、人々の不健康な食習慣の変化を持続したままであることも、示唆されました。

ロックダウンを実施する際は、食生活も指示すべき!?

この研究結果では、栄養成分を正確に測定することはできませんでした。
また、長期的な食事の変化と健康上の結果を判断できるほど、充分なデータも得られていません。
しかし、パンデミック中およびパンデミック後に、食事の変化が起こったことは、判明しました。
そのため、今後また、ロックダウンを実施する際には、食事の選択に関して、国民に適切な案内が必要だ、と研究者たちは述べています。
※参考:『JAMAネットワークオープン』

さいごに

野菜や野菜料理は、傷みやすいので、オンラインでのメニュー展開は、難しいのかもしれませんね。
ですが、蒸し野菜料理や、サラダセットなど、野菜を中心としたメニュー展開をしているサイトもあるので、デリバリー好きの方は、意識して選ぶようにしましょう。
野菜の摂取が減るだけで、各種の生活習慣病が増えたり、アルツハイマーなど、脳の記憶や認知に影響が出たりと、不健康度が増すこともわかりました。
野菜の摂取は、生きていくうえでの、大切な食行為と言えそうですね。