フェンネルが痩せるハーブと言われだしてから久しくたちますね。
お料理には、種は香辛料、葉は野菜としてサラダなどにも使われ、そしてハーブとして肉料理や魚料理の臭み消しなどして使われる、不思議な形をしたオシャレな植物です。
種も葉も茎も食用できるフェンネルにどんな秘密が隠されているのでしょうか?
フェンネルとは?
フェンネルはアロマテラピーなどの影響か、ハーブとして名高いですが、日本でも「ういきょう」という名で、長野県や富山県、岩手県などで栽培されており、今の時期の5~7月が旬です。
もともと地中海沿岸が原産地と言われており、古代エジプト時代には食べられていたようです。
そのため、地中海料理やイタリア料理にもよく使われています。
イタリア料理では主に、茎の部分を使用する料理が多く、フィノッキオと呼ばれています。セロリの茎のような用途があるようです。
フランス料理では主に、葉の部分が使われ、メインディッシュの肉や魚の臭み消しや、料理の香りづけに使われているようですね。
そして現代は、インドでも栽培されており、こちらでは種を香辛料としてカレースパイスの1つとして使われています。
フェンネルの栄養成分は?
栄養成分としては、葉の部分にβ-カロテンが含まれ、他にカリウム、カルシウム、マグネシウムが含まれ、ミネラルが多い植物ですね。
アネソールという成分が含まれ、せきやたんに効くとされ、ハーブティーとして飲むと風邪予防や改善にいいでしょう。
またヨーロッパでは肝臓障害の改善に効くハーブとして昔から重宝されており、イタリアでは「食べ過ぎた時はフィノッキオ(茎の部分)をかじれ!」という言い伝えが残っているそうです。
こうした謂れが「フェンネルは痩せるハーブ」として今に伝わっているのかもしれませんね。
フェンネルの食べ方
フェンネルは旬の時期になると大型スーパーの野菜売り場やデパートの野菜売り場などで見かけますが、国産品は非常に高価です。
フレンチやイタリアンでは、輸入品のフェンネルをサラダやお料理に利用しているようです。
ご家庭では、葉っぱの部分なら、スーパーのハーブ売り場でS&Bさんの製品が買えますね。また香辛料(スパイス)なら乾物なのでいつでも手に入ります。
またハーブティーの茶葉なら取り入れやすいですね。
ハーブとしての使い方は
- フェンネルの葉をパスタに
- サーモンや白身魚のグリルの臭み消し&香りづけに
- フェンネルの種を他のシリアル類に混ぜてヨーグルトやアイスクリームのトッピングに
- クッキーやケーキ記事に小さじ1杯程度入れて、焼き菓子に
フェンネルのハーブティーと共に、フェンネル入りの焼き菓子をいただくと、梅雨時期のオシャレなティータイムとなりそうですね。