夏の味覚「タコ(蛸)」
酢の物や、お寿司、そして夏祭りの屋台で人気の”たこ焼き”や、タコ飯などなど、日本の食卓ではお馴染みですね。
筆者は兵庫県出身なので、幼少の頃より、明石のタコが身近にあり、そして関西のどの家庭にもある?という「タコ焼き器」も普通にありました。
タコは他の魚介類に比べると、さほど健康食や美容食として取り上げられていませんが...疲れた現代人が必要とする栄養成分を多く含みます。
タコはタウリン他栄養成分が豊富!
現代人は、仕事や家事、習い事、そしてゲームや、TVと忙しすぎますね。
そこで栄養ドリンクでは、疲労回復作用のあるタウリン入りドリンクがヒット!
そんなタウリンが、タコには豊富にふくまれているのです。
タウリンは、疲労回復の他、造血作用や、血流を安定させる作用もあるので、夏場に起きやすい女性の貧血や夏バテ対策にもいい食材です。
またタコの頭の部分には、同じく造血作用が期待できる、ヘモグロビンや銅といったミネラルが含まれています。
タコの切り売りを購入する場合は、頭の部分も探してみましょう。
頭ごと食べれるミニミニサイズの「イイダコ」もオススメです。
美肌効果も期待できる?
タコのプルプルとした食感の正体はタンパク質の1種であるコラーゲンです。
コラーゲンを食べたからと言って、
そのまま人間の肌のコラーゲンになるわけではありませんが、
野菜などのビタミンCや鉄と一緒に摂取すると、
人間の皮膚構造にあるコラーゲンを整えてくれます。
タコのタンパク質量は100g中16gと高タンパクです。
その上、カロリーは100g76kcalとかなり低いので、
美肌にもダイエットにもいい食材ですね。
タコの名産地、明石に伝わるタコ飯の炊き方
兵庫県をはじめ、関西では、「タコ飯」という炊き込みご飯が、旬の時期になると家庭料理に登場します。
各ご家庭でそれぞれ違いますが、めんつゆを使うと、失敗が少ないので、簡単レシピをご紹介いたします。
【作り方】米2合分
- 米2合をとぎ、水310ccで浸水する。
茹でタコ200g分を2cmほどのぶつ切りにする。 - 炊飯器にタコとめんつゆ(2倍濃縮)50cc、淡口醤油大さじ1を一緒に入れ、普段通りに炊く。
※お好みで粉山椒をふると美味です!
タコは、加熱すると縮むので、2cm以下ではカットしないようにしましょう。
炊き込む間に、ご飯にも、タコの旨味と、タウリンが染み出て、疲労回復ご飯になります!
簡単なので、ぜひお試しくださいね。