パクチーは、好き嫌いがわかれる、独特の香りが印象的な香味野菜ですね。
アジア圏を中心に各国では昔から薬膳として親しまれていました。
日本の近年の健康食ブームとマッチして、嫌いな人も多いのにヒット野菜となりましたね。
どんな秘密が隠されているのでしょうか?
パクチーの特徴
パクチーは、各国で呼び方が違いますね。
英語圏のハーブや香辛料ではコリアンダー、タイではパクチー、中国では香菜(シャンツァイ)と呼ばれています。
細かく品種分けすると、それぞれ違いもあるようですが、パセリと同じく、セリ科の植物に分類されています。
日本では、最近はやりだしましたが、なんと平安時代には中国から伝播されていました。
胡ずい(こずい)という名の植物として栽培され、薬草として、食欲不振やのどの痛みの治療として用いられていたようです。
タイやベトナム料理のイメージが強いですが、
ヨーロッパでは、食用というより、ハーブやアロマテラピーの精油として、
健胃作用や口臭予防として昔から取り入れられているようです。
パクチーの香り成分や効能は?
パクチーの独特の香り成分は、リナロールやマンニトールという揮発性物質です。
これらの成分は、唾液を分泌させ、食欲を増進させるので、
体内での消化を促す働きが期待できるでしょう。
他に食品添加物や化学調味料など、本来、カラダに必要とされない物質を、
体外に排出させる働きも期待できます。
また発汗作用もあるので、汗が出にくく、熱がこもってしまうタイプの人や、
むくみやすい体質の方にもオススメです。
そして、パクチーの香り成分は、頭をスッキリとさせ、焦らず、冷静にものごとを判断できる作用もあるので、集中力や記憶力をUPしたい時にもいいですね。
デトックスやダイエットで話題になる香味野菜ですが、こうしてみてみると、納得できますね。
パクチーアイテムが続々登場!
生のパクチーを食べるのが一番ですが、一般のスーパーでは、手に入る時と入らない時があります。
そんな時は、コンビニやデパ地下デリ、成城石井などのお惣菜売り場で探してみましょう。
パクチーが入った代表料理は以下の通りです。
- トムヤムクンスープ
- 生春まき
- フォー
- 浅漬け
- 野菜ゼリー
- ココナッツカレー
筆者の近所の成城石井ではアジアンフードのお惣菜が充実していて、お料理が面倒な時は、お世話になっています。
そして、ドレッシングや香辛料なども充実していますね。
- パクチードレッシング
- パクチーの粉末ドレッシング
- 香辛料では「コリアンダー」とか「コリアンダーシード」として見かけます。
カレーの香辛料にも入っていますね。
好き嫌いは分かれますが、今後も、製品は増え続けそうなので、そのうち、一般化して、パクチーの味にも慣れてくるかもしれません。
筆者のベランダハーブのプランターにも、パクチーを加えようかと考え中です。