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ロコモ対策、心肺の健康に運動習慣が重要!米・研究

「ロコモティブシンドローム」をご存知ですか?
厚生労働省が『健康日本21(第2次)』の取り組みに掲げているので、「聞いたことはあるけど……」という方もいらっしゃるでしょう。
「ロコモ」と略されていますが、正式には「運動器症候群」のことで運動不足が原因となって寝たきりをはじめ、介護が必要な重篤な身体障害が及ぶことです。
ロコモをはじめ、運動不足がどう心肺などの健康にどう被害を及ぼすのか、アメリカの最新研究と共に見ていきましょう。

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「運動不足」が原因で死亡する人口は5万人

国をあげてロコモ対策として「プラス・テン」という、毎日10分多くカラダを動かすことが推奨されていますね。
その背景には、日本では毎年約5万人の人が「運動不足」が原因で死亡しているからなのです。
これは、喫煙や高血圧に次いで多く、運動不足はもはや、生活習慣病といってもいいぐらい深刻な問題となっているのです。

所変わってアメリカの研究ではどうなっているのでしょうか?

運動習慣は心肺レベルをアップして長寿に貢献!?

アメリカのクリーブランドクリニックの研究では、1991年から2014年までの調査をもとに、身体活動が多いほど心肺がレベルアップし長寿につながっている、と発表しています。

調査期間中にクリーブランドクリニックで受診した患者約12万人を対象に、全死因の死亡との関連性を解析した結果、心肺活動が高い人ほど長寿であることがわかりました。
これには年齢の上限はなかったそうです。
そして心肺活動が高い人は、運動習慣があり、それが良好な健康状態につながっているとも。

研究者たちは、全ての年代において、運動習慣を推奨すべき生活習慣で、その習慣さえあれば、長寿の上限はないので、必ず取り入れるべきだと助言しています。
※参考:『JAMAネットワークオープン』2018年10月

運動習慣も食生活と同じく重視!

運動習慣を日常生活に取り入れることは、日本に限らず、アメリカでも研究が進んでいますし、それだけ世界的に「運動不足」の人口が増えているのでしょうね。

冒頭で述べたように、日本では運動不足が原因で5万人もの方が亡くなっているのです。これは高齢者が多いというだけで、働き盛りの世代のデスクワークにも危険が及んでいることだと考えられます。

スポーツクラブに行かなくても、階段の上り下りやスクワット、腹筋背筋、1駅分歩く、など、国が推奨する、いつもより10分多く運動する「プラス・テン」は実行できるでしょう。

さいごに

まずはお金をかけずに実践できる「歩く」機会を増やすことからでもはじめてみませんか?
食生活で野菜を多く取り入れても、健康にいい成分を摂っていても、カラダを動かさなければ体内でその栄養成分は生きてこないでしょう。