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脂肪燃焼のカギは運動30分前の濃いコーヒーだった!?スペイン・研究

有酸素運動を行う30分前に、濃いめのコーヒーを飲むと、脂肪燃焼の速度が大幅に増加するそうです。
それも午後の運動に効果が発揮されるとか!?
スペインの最新・スポーツ栄養学の研究を見てみましょう。

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午後の運動30分前に飲むコーヒーが脂肪燃焼に?

スペインのグラナダ大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
濃いコーヒーではなくても、約3mg/kg体重に相当する、濃いめのカフェイン飲料でも同様の効果がみられるそうです。
濃いお茶や紅茶などですね。

7日間隔の4回の運動テストから判明!

研究では15名の男性(平均年齢32歳)に参加してもらい、7日間隔で4回の運動テストを行いました。
対象者は午前8時と午後5時に約3mg/kg体重相当のカフェインと、対照群としてプラセボ飲料を飲んでもらいました。
その30分後に運動を行ってもらい、様々なデータが計測されました。

その後に、

  • 最大脂肪酸化率
  • 最大酸素摂取量

が間接カロリーメータで測定され、脂肪の酸化率が最大となる運動強度(Fat max)が算出されました。
その結果が、冒頭のようになったのです。

詳細結果は?

詳細の結果としては、

  • 最大脂肪酸化率、最大酸素摂取量、運動強度は午前中よりも朝一番のほうが有意に高い。
  • プラセボと比較してカフェイン摂取は、平均最大脂肪酸化率は朝に10.7%、午後に29.0%増加することがわかった。
  • カフェイン摂取後の運動強度は朝に11.1%、午後に13.1%増加することがわかった。

ということです。

有酸素運動の30分前にカフェイン飲料を!

この結果を踏まえ、研究者たちは、

有酸素運動を行う30分前にカフェインを急性的に摂取すると、運動中の最大脂肪酸化が増加することがわかりました。
しかし、午後のほうがその効力を増すこともわかりました。

と述べています。
※参考:『国際スポーツ栄養学会雑誌』

さいごに

近年はやりの「エナジードリンク」なども高カフェイン飲料で知られていますね。
糖分が多いのが気になるところですが、本来はスポーツのパフォーマンスを高めるための飲料です。
コーヒーはもちろん、こうした高カフェイン飲料も、スポーツ目的で飲むと、脂肪燃焼の役に立つかもしれませんね。