おはようございます。
昨日はTOHOウェンズデイだったので、先週公開(2022年11月18日金)されたばかりの映画『ザリガニの鳴くところ』を鑑賞してきました。
公開からまだ一週間を経過していないのと、祝日だったため、朝からほぼ満席でした。
既に小説を読んでいたので、結末は知っていましたが、ほぼ原作に忠実に再現された映画でした。
主演のデイジー・エドガー=ジョーンズが、小説のカイアを見事に演じ、想像で読んでいた部分も、実際はこうだったんだと、物語を深く学習できました。
原作は、全世界で1,500万部を売り上げたベストセラー!
しかも、ディーリア・オーエンズさんが70歳で発表した処女作がこの作品なのです。
オーエンズ女史は、数々の論文をネイチャー誌などに発表した動物学者でした。
そのため、主人公のカイアの自然観察眼が、等身大で描かれています。
あらすじは、ほとんど脚色されていないので、読書レビューをご覧くださいね。
この作品は、ミステリーの要素も含みながら、さまざまなジャンルを持ち合わせています。
恋愛小説でもあり、ヒューマンドラマでもあり、貧富の差などの社会格差も描かれています。
また、モラハラやDV、いじめなど、社会問題も描かれていました。
主人公カイヤを通して、あらゆる角度で描かれた心理描写や風景美は、優美でした。
ラストシーンの衝撃は、映画よりも小説で読むほうが、ショックが大きいかもしれませんが。
映画も小説も文句なしの名作だと思いました。
小説は、オーディブルなら、聴き放題プランに入っています。